むし歯発見器!「ダイアグノデント」とは?

2021年05月30日(日)

むし歯/歯周病

皆さんこんにちは。
八王子駅の歯医者「相沢歯科」 です。

 

当院では、むし歯の早期発見のために「ダイアグノデント」という機器を導入しています。
あまり馴染みのない機器だと思いますが、とても優秀なものです。

今回は、このダイアグノデントについてご説明します。

 

ダイアグノデントとは

ダイアグノデントは、歯の表面にレーザー光を照射した際に起こる蛍光反射を測定し、隠れたむし歯を見つけることができる器具です。
視診やレントゲン検査にダイアグノデントでの検査を加えることで、歯質を数値で判断することができ、健康な歯を余計に削ることなく、適切な治療計画を立てることに役立てます。

 

むし歯を発見する仕組み

むし歯の検査は、一般的には「探針」という先のとがった器具を使用して行います。
しかし、この方法だと歯を痛める危険があり、歯の内部で大きくなった深いむし歯の診査はできませんでした。

ダイアグノデントは、歯に当てた赤色レーザーの反射光を読み取り、数値と音に置き換え、歯がむし歯になっていたり、ひびが入っていたりすると反応します。
視診・触診やレントゲンなどによる診断よりも、高い確率で初期むし歯なども発見することができます
安全なレーザー光を使用するため小さなお子様や妊娠中のかたにも安全に使用することができる装置です。

 

ダイアグノデントのメリット

ダイアグノデントを使用すると、むし歯を検出率90%という高い確率で発見することが可能です。
ちなみに、むし歯の発見率は、視診だと12%、拡大鏡と使った視診で20%、やレントゲン検査でも50%弱です。

また、ダイアグノデントのレーザー光によって、視診では確認しづらい歯が隣り合っている部分や奥歯のくぼみにできたむし歯の発見も簡単にできるようになります。

ほかにも、痛みもなく安全な検査のため、お子さまや妊婦の方にも使用することができ、定期的に測定することでむし歯の進行状態を把握し、管理することが可能です。

 

まとめ

当院では、ダイアグノデントを使って患者さまのむし歯を早い段階で発見し、簡単に治療できるよう努めております。

むし歯は進行してしまうと、削ったり抜歯したりと大がかりでデメリットの多い治療が必要になってしまいます。
皆さまの歯を1本でも多く残し、時間的・経済的な負担を軽くするためにも、ダイアグノデントは有効な機器です。

定期的に受診していただき、むし歯の早期発見・早期治療、そして予防を行っていきましょう。