インビザラインで使用するマウスピースのお手入れ方法!注意点も解説

2025年03月08日(土)

矯正歯科

こんにちは。東京都八王子市にある歯医者「相沢歯科」です。

インビザラインのイメージ

マウスピース型の矯正装置を使用して矯正治療を行うインビザラインは、透明なマウスピースを使用することから目立ちにくいです。取り外しも可能なため、近年注目されている矯正治療方法です。

しかし、治療をスムーズに行い、美しい歯並びを手に入れるためには、インビザラインのマウスピースを正しい方法でお手入れしなければなりません。間違ったお手入れ方法を続けていると、マウスピースが劣化したり口腔内のトラブルを招く可能性があります。

今回は、インビザラインのマウスピースのお手入れ方法や、お手入れを行う頻度、注意点について詳しく解説します。

インビザラインで使用するマウスピースのお手入れを怠ると

インビザラインで使用するマウスピースのお手入れを怠り口臭が出てきた女性

正しい方法でマウスピースのお手入れを行わなければ、様々なトラブルを招く恐れがあります。ここでは、マウスピースのお手入れを怠った場合のリスクについて解説します。

むし歯や歯周病のリスクが高まる

インビザラインの矯正中は、食事や歯磨きの時以外はマウスピースを装着しなければなりません。お手入れをせずに使用していると、食べかすやプラークを密着させ続けることになるので、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

矯正中にむし歯や歯周病になると、矯正治療を中断してむし歯や歯周病の治療を優先させるケースが多いです。むし歯の治療で歯の形が変わると、再度マウスピースを作らなければならなくなる可能性があります。

マウスピースを作り直すと治療期間や費用がかかるため、矯正中はマウスピースと口腔内を清潔に保つことが重要です。

口臭の原因になる

マウスピースのお手入れ方法や保管方法が不適切だと、細菌が繁殖して口臭の原因になります。1日20~22時間汚れが付着した状態のマウスピースを装着し続けると、マウスピースからニオイが発生する可能性が高いです。

基本的に予備のマウスピースは作成しないため、ニオイが気になったからといって簡単にマウスピースを取り換えることはできません。マウスピースから変な味や悪臭がするとストレスにつながるので、正しい方法でお手入れして清潔な状態を保ちましょう。

カビが発生する

汚れが付着したまま放置したり、水分がついたままケースに入れたりすると、カビが生えることがあります。カビの生えたマウスピースを使うのは危険なので、作り直しになる可能性が高いたでしょう。

カビが発生しないよう、しっかりと自然乾燥させましょう。

変色・着色する

マウスピースのお手入れを怠ると、マウスピースが変色・着色することがあります。透明で目立たないことがインビザラインのメリットなので、変色・着色してはインビザラインを選択したい意味がないと感じるかもしれません。

また、周囲に不衛生なイメージを与える可能性もあります。

インビザラインで使用するマウスピースのお手入れ方法

インビザラインで使用するマウスピースを専用の小さなブラシで洗っているイメージ

正しいお手入れ方法を理解していないと、マウスピースにダメージを与えてしまい、その後の治療に影響を及ぼすことがあります。ここでは、マウスピースの適切なお手入れ方法を解説します。

流水で洗う

マウスピースを外したら、まずは流水で軽く洗いましょう。ぬるま湯を使用しても問題ありません。水を流しながら指で優しくこすって汚れを落とします。

普段使用している歯ブラシを使用するとマウスピースに菌が付着するため、マウスピース用の歯ブラシを用意してください。マウスピースの細かいくぼみを洗浄するには、普段の歯ブラシより一回り小さいサイズで、毛先のやわらかいものを選びましょう。

ゴシゴシ力を入れて洗わないことも、マウスピースを傷つけないための重要なポイントです。

洗浄剤を使用する

悪臭や目に見えない細菌を除去するためには、2~3日に1回は洗浄剤を使用するとよいでしょう。

使用方法は製品により異なるため、必ず説明書を確認した上で使用しましょう。定められた時間よりも長く浸け置きすると、マウスピースが損傷するリスクがあるため注意してください。

しっかりすすぐ

洗浄後は、洗浄剤の成分が残らないように流水やぬるま湯でしっかりすすぎましょう。洗浄剤が残留していると、変な味がするだけでなく体への悪影響も考えられるので、約30秒から1分を目安に流水でよくすすぎましょう。

自然乾燥させる

マウスピースをすすいだ後は自然乾燥させましょう。ケースに保管する場合、湿った状態のまま保管すると、雑菌やカビの繁殖につながる可能性があります。しっかり乾燥させることで清潔な状態を保てます。

洗ったマウスピースをティッシュに包んだり、洗面所やテーブルの上に放置することは避けるようにしましょう。紛失や破損の原因になります。

マウスピースのお手入れを行う頻度

マウスピースのお手入れを行う頻度のイメージ

マウスピースのお手入れは、マウスピースを外すタイミングで行いましょう。食前や歯磨きの前など、マウスピースを外して流水下で柔らかい歯ブラシを使用して汚れを洗い流してください。食後は丁寧にブラッシングして、口腔内を清潔にしてからマウスピースを再装着します。

ただし、外出先などで歯磨きやマウスピースの洗浄が難しい場合は、就寝前に歯ブラシを使用して隅々まで念入りに洗ってください。就寝時は日中に比べると唾液の分泌量が減り、口腔内の細菌が繁殖しやすいといわれています。

就寝前のお手入れが不足していると、むし歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。

また、洗浄剤による洗浄は、2~3日に1回の頻度で十分です。食事などでマウスピースを長時間外しているタイミングを見計らって使用してください。

マウスピースのお手入れをするときの注意点

マウスピースのお手入れをする時の注意点のイメージ

しっかりお手入れしているつもりでも、お手入れ方法を間違えてしまうとマウスピースが破損したり、変形する原因になったりします。ここでは、マウスピースの正しいお手入れ方法についてご紹介します。

熱湯で洗わない

マウスピースを取り外したら、流水下で優しくこすり洗いをします。熱湯で消毒すると細菌の繁殖を防げると考える方は多いですが、マウスピースの素材はポリウレタンという合成樹脂で、耐熱温度は60度ほどです。

ただし、40度以下のぬるま湯であれば使用しても問題ありません。簡単に壊れることはないものの、マウスピースのお手入れで熱湯を用いるのは控えましょう。仮にマウスピースが変形・破損すると、作り直しとなって追加料金が発生する可能性があります。

歯磨き粉を使用しない

歯磨き粉を使用してマウスピースを洗うことで、汚れをきれいに落とせると考える方も少なくありません。

しかし、研磨剤入りの歯磨き粉は歯のお手入れに使用するものです。マウスピースは歯よりも柔らかい透明なポリウレタン製なので、細かい傷がつく可能性があります。

マウスピースについた傷に細菌が入り込むと、繁殖して着色や口臭の原因など様々なトラブルに発展する恐れがあります。そのため、お手入れの際は歯磨き粉を使用しないようにしましょう。

洗浄剤につけすぎない

洗浄剤を使用する際は、製品に記載されている指示に従うことが重要です。洗浄剤の浸け置き時間が長いからといって、汚れが落ちるわけではありません。

洗浄剤は、事前に製品ごとの説明書をしっかり読み、正しい方法で使用するようにしましょう。推奨時間よりも長く浸け置きしたり、薬剤の濃度を自己判断で高めたりすると、インビザラインの損傷につながります。

洗浄後は自然乾燥させる

ドライヤーなどを使用して早く乾かしたくなるかもしれませんが、薄くて透明な医療用のプラスチック製なので、ドライヤーなどで熱を加えると変形する可能性があります。そのため、自然乾燥させましょう。

しっかり乾燥させなければ、ケースの中で細菌が繁殖する可能性があるので注意しなければなりません。洗浄後は、温風は当てずしっかり乾燥させるようにしてください。

まとめ

マウスピースの手入れをして快適な口内環境に笑顔の女性

インビザラインのマウスピースは、お手入れがしっかりできていないと細菌が繁殖します。歯や歯茎への影響、口臭、さらには着色による見た目への影響が考えられるでしょう。そのため、短時間しか使用していなくても、マウスピースは常に清潔にすることが重要です。

間違ったお手入れを行うと、口腔内のトラブルを引き起こしたり、治療の妨げになる可能性があるので、正しい方法でマウスピースのお手入れを行いましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都八王子市にある歯医者「相沢歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、小児歯科を中心に成人の一般歯科や矯正治療なども行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けております。